10月9日、シェアオフィス「HAPON新宿」(東京・新宿)で、被災の現状や災害時の支援のあり方を語り合うトークイベント「南房総2拠点サロン、台風被災特別編」が開催され、「房総復興ブースター」の中丸が、登壇いたしました。災害大国といわれる日本において、自然災害にどのように向き合っていけばいいのか、参加者と一緒に考えました。
* * * * *
私、中丸は今回、ふるさと納税の仕組みを通じて、たくさんの人に支援していただいたことをメインにお話しました。
このイベントを開催した時点で、南房総エリアだけで、1億6000万円ほど集まっていました。ふるさと納税をしていただけると税控除があり、また、信頼のある行政の仕組みだからこそ、これだけのお金が集まったのだと思います。ただ、行政の仕組みも必要だけれども、行政には迅速に動きづらいという弱点もあります。迅速に動ける民間の仕組みと行政の連携が必要であることも報告しました。
また、「房総復興ブースター」からは広報を担当している清水も参加し、「房総復興ブースター」のチラシを配布し、参加者にむけてPRしました。「房総復興ブースター」の協賛企業、「明日の株式会社」に作成いただいたチラシです。
さらに、参加者の一人で音楽ライブに取り組む古山宏樹さんから、音楽イベントで集めた募金2万100円がこのトークイベントの主催者、永森昌志さんに委ねられました。この募金は10月16日、永森さんから、「房総復興ブースター」に支援金としていただきました。
このトークイベントは、房日新聞でも紹介されました。
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=13117
1977年、千葉県館山市生まれ。神奈川県出身の父と長野県出身の母が、1970年に館山市に移住、農業をスタート。田舎好きな両親と違い、辺境地暮らしが嫌いなために、大学進学を機に東京へ。就職活動でリクルートスーツを着ることに疑問を抱き、自由を求めアメリカへ渡り11年生活。サンフランシスコの食品スーパーでマネージャーをしていた頃、オーガニックやLOHAS(ロハス)が一番盛り上がっていたこともあり、有機栽培の矛盾や食の大切さを実感し、食育に目覚める。東日本大震災をきっかけに、大切な人や時間、場所は永遠ではないことを痛感し、帰国。都内で外資系小売業の会社で働きつつ、館山市で農地を借りて週末農業を始める。館山市の田舎暮らしが嫌いで、東京と海外で20年生活していたはずなのにもかかわらず、地元の素晴らしさやポテンシャルの高さを実感するようになる。荒廃していく田畑や少子高齢化など、他人事に思っていた地域課題が自分の生まれ育った街でも起きていることを知る。自分のふるさとに貢献したいと思い、2017年1月、館山市地域おこし協力隊に着任。ふるさと納税事業の推進をメインに、地域活性や移住促進活動に取り組む。